あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年は、画像彫刻を商品化します。
かなり綺麗にできそうですので、ご期待ください。
ラブわん製品・製作担当のメイソンです。
前回の【石の目をよむ】に続いて、
今日は、【石を切る】ということについて話したいと思います。
画像は、グルグルと回転するブレードで石を切っているところです。
このブレードの歯(石を切る部分、先端のシルバーの部分)には、
人工ダイヤモンドの粒々が入っています。
小さなブレードなら数十万円、大きなものだと、百万円以上になります。
高価なものですし、ダイヤモンド入りのブレードなんだから半永久的に使えそうなものなんですが、
残念ながらすぐに減ってしまいます。
条件によっては、1ヶ月持たないような時もあります。
そもそも石を切るというのは、ハサミで紙を切るような感じではなく、
石そのものを削る作業なので、摩耗が激しいんです。
石を削るわけですから、凄まじい熱が発生します。
なので、大量の水をかけながらの作業になります。
冷却と潤滑のためですね。
画像のような、自動の切削機ならいいんですが、
手動のものだと、どうしても体が濡れてしまうので、
すっごく寒いんです。冬はめちゃめちゃ辛い仕事です。
もう一つ辛いことがあるのですが、
それは、切っている時に発生する爆音です。
私の育った町は石材加工の町だったので、町中どこに行っても爆音でした。
地場産業だったためか、この爆音については黙認状態でしたね。
私は、子供の頃からずっと爆音の環境で育ったので、それを普通のことだと思ってました。
しかし、当然と言えば当然なんですが、
爆音の中で仕事をしていると、結構な確率で難聴になってしまいます。
私も軽度の難聴でして、
よく聞こえないので、つい声が大きくなってしまいます。
比喩じゃない、ホントの職業病です。ハイ。
石を切ったら、今度は切った面を磨きます。
メイソン
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